どうも、こんにちは。
先日、イチロー選手がフロリダ・マーリンズへの移籍が決まり、
日本での入団会見が行われましたね。
メジャー球団が日本に出向いての入団会見は
かなり異例な出来事だったようで、話題になりましたね。
ところで、その入団会見を見ていて思ったことがありました。
「イチローのインタビューへの受け答えはアメリカ人が通訳しやすいのではないか?」
ということです。
英語を日本語に、または日本を英語に。
もともと文化も習慣も違う国同士で使う言葉も違うと、
表現しきれない、通訳しづらい言葉って当然ながらあると思うんです。
「もっとも大切にしている哲学は?その哲学を具体的に教えて」
という問いに対してのイチローの返答です。
「野球選手というのは40という年齢がとても重要なポイントになるんですけれども。人間として成熟する前に現役を退かなければいけないということは、とてもつらいことです。その過程の中で、40を超えて現役でいることはとても僕にとっては大事なことで。その哲学を僕は今持っていないですけども、この先、野球を続けていく中でそういった哲学が僕自身の中から生まれてくることを期待しています」
あくまで個人の素人の感想ですが(笑)、
「とてもつらいことです」
「とても大事なことで」
「僕自身の中から生まれてくる」
「期待しています」
この辺の言い方、感情や思いを表すのが、
英語で表現しやすい単語を使っているのではないかと思うんです。
そして時々ジョークも挟みつつ・・・。
「『お!』と思いました。音にしたら『お!』ですね。」
生粋の日本人だと、かなり敬語や謙譲語を多用してしまうと思うんです。
だけど、どちらかと言うとアメリカ人に寄り添った受け答えをしているなぁ、
という印象を受けるんです。
この辺にイチローのプロ意識を感じました。
ピッチ以外の場でもきっちりやっているなと(●´ω`●)
さすがイチローだと。
たぶん、英語の通訳や日本語教師など、
言葉を職業にする人ってこの辺の文化の違いを理解すること。
とても大事なんでしょうね。
http://haa.athuman.com/academy/japanese/
この記者会見で学んだのは、
日本語って奥深いんだなってこと。
細かい謙譲語や思いやりの言葉など、相手を立てて話をする
そんな日本語の良さを改めて感じました。